ガイド
生まれる前の味覚と嗅覚
赤ちゃんは、もうあなたの世界を味わっています。
最初の食事のずっと前から、赤ちゃんは家族の暮らしを味わっています。文字通りに、です。感覚は妊娠を通して少しずつ発達し、後期の数か月には、赤ちゃんはすでに味・におい・あなたのからだを通して届く光を経験しています。
味覚と嗅覚
あなたが食べたものの風味は羊水に移り、赤ちゃんはそれをいつも飲み込んでいます。妊娠後期には、こうした味を感じ取れるようになり、研究では、赤ちゃんが甘い味と苦い味とで違う反応を示すことが分かっています。この早い時期の経験が、生まれたあとの食べ物の好みをそっと形づくりうるという証拠もあります。今、いろいろなものを食べることが、あとで役立つかもしれない理由のひとつです。
ほかの感覚
- 聴覚は妊娠25週ごろから働き始めます。あなたの声がいちばんはっきり聞こえる音です。
- 味蕾(みらい)は早い時期に作られ、妊娠後期には働いています。
- 嗅覚は味覚とともに発達し、羊水を味わっています。
- 視覚は最後です。妊娠後期には、おなかを通して明るい光を感じ取り、そちらを向くこともあります。
知るとうれしい理由
赤ちゃんは、これから加わる世界の印象を、すでに形づくっています。あなたの声、あなたのリズム、あなたの台所の風味。生まれたあと、そのすべてのなじみ深さ(あなたのにおい、あなたの声、おなかの中で「味わった」食べ物さえ)が、赤ちゃんがあなたといて安心できる助けになります。
積極的に「訓練」することは何もありません。ただいろいろな食べ物を食べ、自分の暮らしを送ることが、赤ちゃんの感覚に豊かなスタートを与えてくれます。どうぞ楽しんでください。